HOME>不登校とは?>中学生の不登校の現状
文部科学省は学校基本調査速報により、05年度の小学生と中学生の不登校者数を発表しました。
現在、小学生の在籍者数は718万7428人で、不登校による長期欠席者(年間30日以上)は2万2709人、全体の0.32%を占めています。
また、中学生の在籍者数は360万1528人、不登校者数は9万9546人で、全体の2.75%を占めます。
文部科学省は不登校を、「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくない状況にあること(ただし病気や経済的な理由は除く)」と発表しています。
近年、不登校がこれほどまでに継続している理由として、文部科学省の調査で「不安などの情緒的混乱」や「複合(複合的な理由により、いずれの理由が主であるか決めがたい)」、「無気力」などが主な理由であることが判明しました。
その中でも最近は「複合」の割合が伸びており、不登校の理由には複合化や多様化の傾向が見られます。
さらに、不登校との関連で新たに注目され課題として指摘されているものに、学習障害(LD)、注意欠陥/多動性障害(ADHD)などがあります。
これらは、周囲との人間関係がうまく構築されない、学習の“つまずき”が克服できないといった状況が進み、不登校に至るとされています。
また、保護者による子どもの虐待など、登校を困難にするような事例も含まれており、個々の児童が不登校になる原因を特定できないのが現状です。
LDとは、知的発達の遅れはないが認知能力のばらつきが大きく、学習場面で“学びにくさ”がみられる状態をいいます。
ADHDとは、年齢や発達に対して不釣り合いな注意力、または衝動性、多動性を特徴とする行動の障害です。 簡単にいうと、行動の自己コントロールがうまくいかない状態をいいます。